この絵は、ハガキ大の大きさにクレパスで描いたものです。作者のHさんは、 同じ団地に住む96歳の男性です。
7月のある朝、「まちづくり」運動のスタンディング中に「今描いた絵だ」と差し出されたので、喜んで戴きました。
50年余を経た今の高島平の緑道が大好きな、団地建設当初からお住まいのお元気な高齢者です。優しい目で、豊かな緑を眺めながら、映すというよりは心の清々しさを表現したのだと、お話しされています。
だから、ご自分の絵は、写生ではなく「心象画」だとお話しして頂きました。絵心など持ち合わせのない私にも分かるような気がします。
Hさんは、自分に、そう心で感じさせ絵にしたいと思わせる、見事に育ったこの緑道が大好きだと仰っていました。できれば個展を開きたいと仰っておられましたので、その実現ができますようにと願っています。 「色を楽しんでいる」との言葉通り、楽しんで描いておられました。 <ホームページ担当者選>