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―消費税減税を掲げない野党共闘ってあり?―

 私たちは今の腐敗しきった自公政権と、野党を名のりながら政権にすり寄る維新と国民民主党の政治姿勢を市民の立場で質すために、この板橋から国政を変えようと「チェンジ国政板橋の会」に団体加盟しています。立憲民主党・共産党・社民党・緑の党などの政党や労組や市民団体と一緒の宣伝行動にも、何年にもわたって参加してきました。

 11月26日(日)午後6時半から、板橋文化会館大会議室で開催された立憲民主党主催「あくつ幸彦さんと菅元総理のトークショー」に参加してきました。あくつさんとは、チェンジ国政板橋の会の催しで何度も顔を合わせ、真剣に「野党共闘」について話し合ってきているので、共闘の一端を担う立憲民主党の活動を知りたいと思い参加した次第です。

「いらかん」の愛称?を持つ菅直人氏とのトークは、原発事故に際しての行動や硫黄島の戦死者遺骨収集問題、消費税創設提案での参院選惨敗問題などで率直な意見交換が行われ、知らなかった当時の実情に触れることができ有意義でした。

 成功談や失敗談の出る中で、菅氏から「消費税新設」を十分な論議をせずに打ち出したのは失敗だったとの反省の弁もありました。

 その消費税を推進した、かっての民主党指導部の枝野氏・岡田氏・野田氏。あくつさんは、今の立憲指導部泉体制を軟弱だと指摘し、その軟弱さを補うためには上記の人たちを加えたトロイカ体制が必要なのでは、との指導体制強化論を述べていましたが、これまで「消費税減税」を大きな政策としていたあくつさんらしからぬ発言だと、正直落胆しました。

 あくつさん自身は、消費税減税の政策を掲げ続けると発言していましたが、その実現のためにも旧態依然とした旧民主党体制との軋轢を覚悟してほしいものです。自分が改革するとの意欲も示して欲しい。この集会で来賓として最初に挨拶したのは、連合板橋の代表者(タクシー業界の組合出身者)。区労連の代表挨拶も紹介もなかったのは、連合頼りが明白ではないかと、とても残念に思っています。

 野党共闘は「基本政策の合意」が当然の前提となります。消費税減税を抜きにした政策協定など私たちには理解ができないこと。私たちの願うのは真の野党共闘。市民を交えた政策の合意に基づく野党共闘です。近々、共産党の予定候補者の集会にも参加したいと思う。まだなじみのないイハさんという候補者らしいですが、その政策を聞いてみたいと思っています。