今何が?

再開発の名目で高層マンションがにょきにょきと―
 
 今、板橋区内では、再開発という名目で板橋区と大企業による高層マンションがあちこちに建てられたり、計画されたりしています。その最たるものが、大山のハッピーロードを分断するアーケードの撤去計画と大山駅前の再開発です。
 2~3日前に、地元商店街の人や周辺住民による220名参加のデモ行進があったと、東京新聞が報じました。地元を代表するスーパーの社長が先頭に立って、住民と地元商店無視の無謀な計画だと反対行動に出たとの記事は、板橋区の行政のあり様に疑問を投げかけました。
 大山だけでなく、常盤台の南口や上板橋の南口の再開計画も進められています。私たちの住む高島平地域でも、大規模な再開発計画が進められ住民説明会が始まっています。ただ、これらの計画には、住民の声を無視してすでに出来上がったものも入っています。大企業や区の言いなりになる必要はありません。私たちは、自分たちの未来像を見据えて、これらの計画を考える必要があると思います。


―小中一貫校は本当に子どもたちに役立つ制度?―

 11月19日(日)の高島平九条の会の例会で、会員で元教員のNさんから、今、板橋の志村地域で、小中学校の統廃合問題が、小中一貫校の設立問題に変えられて地元を紛糾させているとの報告がありました。

 住民説明会が開催されても、区が決めたことだから変えられないと一方的な主張を繰り返すばかりで、住民の声など一向に聞き取ろうとはしないとのことでした。今でさえ狭い校庭を、小中生が一緒に使うなどとてもできないとNさんは元教職員の立場で語っていました。70メートルしか取れない狭い校庭をどう利用するというのか理解に苦しむと憤慨していました。板橋初の一貫校だからと、強引に計画が進められているそうです。

 高島平九条の会では、この問題を子供たちの未来の問題だと受け取り一緒に考えようと話し合っています。近いうちに、この問題での学習会も検討されています。(2023.12.1 投稿)