2023年12月22日金曜日

どさくさ紛れが怖い!

 あれもこれもと置き土産?

 裏金問題で揺れる岸田政権と自民党。司法の手がとうとう松野や荻生田にまで及びにそうな気配が漂ってきて、検察の本気度が見え始めてきた。

 この裏金問題は、一安倍派の問題だけではなく自民党そのものの組織的犯罪であることが浮き彫になり、岸田政権と自民党幹部の心胆を震え上がらせている。黒川問題で介入された検察の恨み晴らしだから、追及の手は甘くはないはずだなどと宣う評論家も多いが、本質的なものは違うと思う。本質は、権力よりの検察でも見逃せなくなった「悪質な裏金作り」が明白になったということではなかろうか。犯罪者が裁かれるのは当然のことだし、これ以上見逃せば検察の信用が台無しになってしまうので、それで...。

 自民党や岸田政権が、追い込まれ自壊していくのは自らの罪の報い。でも、今の岸田政権のしていることは、報いを受けている謙虚さのないものだ。むしろイタチの最後っ屁よろしく、国民への悪しき置き土産を残そうとしているとしか思えない。それも閣議決定という名のもとにだ。自壊して閣議もへちまないはずなのに、いつのまにやら悪法が通され、民主主義が壊され続けている。

 沖縄「辺野古新基地建設の軟弱海底地盤裁判」での国による代執行決定の判決や、赤木さんの佐川責任追及裁判の敗訴、マイナカード紐づけによる健康保険証廃止期日の決定、殺傷兵器の輸出容認(ウクライナへのパトリオットミサイルの迂回輸出)、柏崎刈羽原発の再稼働容認などその置き土産は酷いものばかりだ。この国に民主主義破壊を齎すだけでなく、この国の自滅に繋がりかねないものばかりで良識のかけらも見られない。

 来年になれば、おそらく政情がさらに不安定になり、自公政権が崩壊する可能性もでてきた。その崩壊のどさくさ紛れが私は怖い。開き直りによる「改憲」もあり得るからだ。自公維国による「緊急事態条項」加憲の動きは急激だ。追い込まれているだけに、そのどさくさ紛れの開き直りには警戒が必要だ。ご用心ご用心。(投稿-リメイク布袋)