「僕らは戦争を知らない」-世界中の不条理をなくすために-
監修/小泉修(Gakkenハンディ版)
自分の足元で爆弾が破裂してからでは遅い。へいわをまもること戦争は気づかない間にじわじわとやってくる。そして抜き差しならない状況を作り出す。戦争の実態を正しく理解していれば、戦争を防ぐことも止めることもできるのだ。
現に、日本は、この八十年間戦争せずに平和な時代を続けることができた。それは心ある人々が平和を守ることに努力を重ねてきた結果である。
だが、今、世界ではあちこちで戦争が起き、日本にも暗雲が立ち込めている。
戦争をなくすには、防ぐには、どうすれば良いのだろうか。それには、現状の認識がまず必要だ。
本著は、その一助となる優れた本だ。戦争に関する事象について、一つ一つ丁寧に答えている。関心のあるところから読み進んでもいい。
l 第一章、なぜ戦争は起こるの?
l 第二章、戦争は遠い国の話ではない
l 第三章、争いのない世界のために
l 第四章、今日も戦争は続くけれど
* インタビュー/広島の被爆体験者やウクライナの避難青年(少年)
なお、読者の理解を深めるために、マンガや写真・字・グラフ・証書などをふんだんに使って、正確な情報を伝えている。
この本は、世界の不条理をなくそうとの願いを込めて、まとめ上げられている。
自分の関心のある章から読み始めても良いし、友人と分担しあって討論などで深め合うのも良い。そして、平和で豊かな青春を送ってほしい。
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私の「戦争と平和について学ぶためのおすすめ本」は、以下の通りです。(16冊)
1.
アウシュビッツの図書係 著者/アントニオ・G.イトウルベ(訳:小原京子 刊:集英社)
2.
アンネの日記/増補新訂版 著者/アンネ・フランク(訳:深町眞理子 刊:文芸春秋)
3.
本当の戦争の話をしよう 著者/ティム・オブライン(訳:村上春樹 刊:文芸春秋)
4.
風が吹くとき 著者/レイモンド・ブリッツ(訳:さくまゆみこ 刊:あすなろ書房)
5.
紛争地で「働く」私の生き方 著者/永井陽右(刊:小学館)
6.
世の中への扉 著者/山本美香(刊:講談社)
7.
地図でスッと頭に入る/世界の民族と紛争 著者/祝田秀全(刊:昭文社)
8.
るるぶマンガとクイズで楽しく遊ぶ/平和と世界 著者:坂元一哉(刊:JTBパブリッシング)
9.
ウクライナから日本に来た少女/ズラータ、16歳の日記 チョシャ:ズラータ・イヴァシコワ
(刊:世界文化社)
10.
ウクライナ侵攻小学生1000ノギモン/なんで、せんそうおわらないの
著者:NHKネットワーク報道部(刊:青志社)
11.
新版/ガラスのうさぎ 著者/高木敏子 画:武部本一郎(刊:金の星社)
12.
ロシア点描/まち角から見るプーチン帝国の素顔 著者:小泉悠(PHP研究所)
13.
この世界の片隅に【新装版】(上・下) 著者:こうの史代(刊:コアミックス)
14.
はだしのゲン(コミック版全10巻) 著者:中沢啓治(刊:汐文社)
15.
戦艦武蔵のさいご 著者:渡辺清 画:藤沢友一(刊:童心社)
16.
ペリリュー/楽園のゲルニカ(全10巻) 著者:武田一義(協力:平塚征緒 刊:白泉社)