2025年7月31日木曜日

「まちづくり」は大切な地域運動だ

     高島平地域で「まちづくり運動」を始めてもう半年

手探りで始めた「タワマン中心の再開発事業」に反対の声をあげてから、もう半年だ。「高島平二丁目三丁目周辺地区地区計画」が再開発の正式名称。

今、「すまいは人権」という合言葉で運動を進めている。

計画を進める板橋区とURは、周辺住民から意見を聞こうとしないで「何も決めていない、住民の声を聞いて丁寧な説明をします」と心にもないことを言いながら、着々と準備を進めている。

目の前に、110mのタワマンを建てられたら、見上げて住むようになる住民がどのような思いをするかは、容易に察せられるはずだと思う。

そうした配慮ができないのが役人の習性らしい。丁寧な説明を繰り返せば、日照も景観も風廻りも全て解決できるとでも思っているのか。考えるだに不思議でならない。机上計算ばかりだと、そういう習性が当たり前になるのか。

この再開発では、タワマンで人口が増え併設される商業施設への車の出入りが増えるので、住民の生活道路をそのためのう回路として拡幅し、緑地を壊して行き止まりを大通りと接続させて、交通渋滞を緩和するとまで言い出した。

安心安全に通行していた周辺住民の生活など念頭にないということなのか。こんなバカな計画が、この6月に板橋区議会で可決されて通ってしまった。

この反対運動は長期戦になる。だから、焦らずに闘うほかない。運動の中心メンバーには、偶然にも九条の会の会員が多い。これも「憲法」で保障された「人権」を巡る闘いだ。「すまいは人権」は本質を突いた言葉。闘い抜く。